離着陸制限(カーフュー)内運航
成田空港の離着陸制限について
成田空港では、1978年の開港以来、23時から翌朝6時までの時間帯は原則として離着陸を禁止しておりましたが、2019年10月27日からA滑走路の運用時間が1時間延長となり、24時までの離着陸ができるようになりました。なお、24時以降の離着陸については、成田空港における台風、大雪等の悪天候の場合や、航空機の安全や乗客の生命に係る場合等、緊急又はやむを得ない場合に限定し、緊急事態として離着陸を認めています。
また、2013年3月31日から、出発地空港の悪天候等、航空会社の努力では対応できないやむを得ない場合に限り、23時台の離着陸を認める「離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用」が開始され、2019年10月27日からの弾力的運用の運用時間はA滑走路において、24時から24時30分まで、B滑走路は23時から24時までとなっています。(B滑走路は22時から23時までは10便までの離着陸制限があります。)
下記では、「弾力的運用」および「緊急事態(従来取決め)」について、2013年3月31日以降のカーフュー内運航発生状況を公表しています。
メール配信
ご希望される方には、離着陸制限時間帯に運航が発生する場合、事前および事後に携帯電話等へのメール配信にて、運航状況をお知らせします。
弾力的運用
発生状況
適用対象
24時から24時30分まで離着陸(A滑走路)、23時から24時までの離着陸(B滑走路)で下記の事例に該当する場合、弾力的運用が適用されます。
- 出発空港での遅延
- 他空港での一時避難による遅延
- 玉突きによる遅延
- 成田への引返し
- やむを得ない理由による遅延
※航空会社側の事情により発生するものを除き、気象等のやむを得ない理由によるものに限る。
緊急事態(従来取り決め)
発生状況
適用対象
24時から6時までの離着陸( A滑走路)、23時から6時までの離着陸(B滑走路)で下記の事例に該当する場合、緊急事態(従来取り決め)が適用されます。
- 機体の安全上の異常事態
- 急病人の発生等生命に係る異常事態
- 捜索、救難
- 成田空港での異常気象等
離着陸制限内運航に関する参考情報
騒音の影響調査
当社(成田国際空港株式会社)は、関係市町の意見を踏まえ、騒音地域住民の健康影響調査を実施しました。平成25年7月1日に設置した第三者評価委員会の指導および助言のもと、調査を進めてきました。
弾力的運用に関する検証
当社(成田国際空港株式会社)は平成25年3月31日より離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用を開始し、その運用状況を継続して検証しています。