ガバナンスへの方針と推進体制
ガバナンス基本方針
効率的で透明性のある企業活動を通じ、健全経営とさらなる成長を目指します
私たちは、経営資源を効率的に活用するとともに、法令及び社会のルールを守り、公正・透明な企業活動を通じて健全経営を行います。さらに、現事業を軸としながら新たな事業に積極的に取り組み、成長していく企業となることを目指します。
コンプライアンス遵守
コンプライアンスをグループ全体で取り組むべき課題と位置づけ、当社(成田国際空港株式会社)のコンプライアンス委員会においてその基本的事項を決定するとともに、「NAAグループコンプライアンス推進連絡会」を開催し、グループ一体となったコンプライアンス向上のための活動を推進します。
コンプライアンスを徹底するため、NAAグループ全社の取締役・執行役員及び社員を対象とした定期的な講演会や研修の開催、コンプライアンス関連の情報発信、社員への意識調査の実施などによりコンプライアンス意識の向上を図ります。
また、「グリーンライン」や外部からの情報受付窓口「談合ホットライン」を設置し、不正行為の未然防止並びに早期発見、再発防止や制度の改善を行っています。
内部統制システム
当社は、会社法第362条第4項第6号に定められる「取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他株式会社の業務並びに当該株式会社及びその子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するために必要なものとして法務省令で定める体制」を、同条第5項の規定により、2006年5月10日第13回臨時取締役会において制定し、その後、継続的に随時見直すことで、適正な業務執行のための企業体制の維持・向上に努めております。
リスク管理
国際拠点空港という重要な公共インフラの管理者として、極めて高いレベルのリスク管理が求められるものと認識しており、連結子会社も含めたグループ全体にてマネジメントを実施しています。
企業として想定される全リスクを対象に、毎期リスクマネジメント調査を実施しています。調査によって洗い出されたリスクは、「影響度」及び「発生頻度/蓋然性」の二つの評価軸を用いてリスク量の評価を行っており、「影響度」については、「安全性」、「社会的影響度」、「財務」の観点から評価を行っています。
リスク量評価後は、特に重点的に対策をとるべき「重要リスク」を選定し、その対策を取締役会にて決議し、対処しています。
推進体制
ガバナンス体制図(2025年1月時点)
「グループ経営会議」および「グループ会社連絡会」を定期的に開催し、当社からの意向伝達及びグループ会社からの報告等を通じ、相互間の情報共有、意見交換を行います。