トップからのメッセージ

2026-09-01

代表取締役社長 藤井 直樹

社長

メッセージ

日頃より成田空港をご利用いただいている皆様、成田空港の日々の安全・安心な運営を支えている皆様、そして成田空港と共に歩んでいただいている周辺地域の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

代表取締役社長に就任してから1年あまりの間に、中国本土からの大幅な減便、中東での紛争に端を発したジェット燃料の高騰とそれに伴う航空運賃の上昇など、様々なできごとが起こりました。その中で成田空港の航空需要は堅調を保ち、NAA(成田国際空港株式会社)グループの2025年度の連結決算では、2,794億円という過去最高の収入の下、270億円の純利益を計上することができました。

また、世界の空港のサービスレベルを比較しているSKYTRAX社からは、最も高い評価である5つ星を3年連続で獲得し、空港従業員部門では世界第1位に選ばれるなど、成田空港に関わるすべてのスタッフの皆様の努力に高い評価をいただいています。

今年に入り、第1ターミナルのSHIKISAI GARDEN、第2ターミナルのBEER FLIGHT CAFEなど、成田空港の魅力を高める施設が次々とオープンしています。暑さ対策をはじめ、空港内の様々な場所で働く皆様の職場環境の改善も進めています。

成田空港は、日本の国際線利用者数の約3割、航空貨物輸出入額の約7割を担っています。国内線も全国19都市に就航しています。羽田空港の発着容量の拡大に限界が見える中、今後の航空需要の増加を受け止め、日本の更なる経済成長を確固たるものとするには、成田空港第2の開港プロジェクトを早期に実現させなくてはなりません。

今年7月には、国、千葉県、空港周辺9市町、NAAによる協議会において、B滑走路の延伸(2,500m→3,500m)については、2029年度内の供用開始に向けて取組を進めること、新設するC滑走路(3,500m)の区域については、任意での用地取得の取組を継続することと並行して、土地収用制度を活用することをやむを得ないものと受け止めることが確認されました。

また、国の検討会の取りまとめとして、成田空港の旅客ターミナル、新貨物地区、鉄道アクセスなどについての将来像が示されました。新貨物地区については30年代初頭、その他の施設については30年代という開業の目標時期も示され、成田空港の主要施設の概要と整備の道筋がより具体的に見えてきました。

今後は、国の検討会に示された施設以外も含めた空港全体の施設の再配置とリニューアルについて、具体的な計画の策定を進めます。より使いやすく便利で、訪れても楽しい空港づくりにチャレンジします。空港と地域の共生・共栄に向けて、千葉県の掲げるSORATO NARITA エアポートシティ構想の実現に向け努力してまいります。

成田空港の日々の安全・安心な運用をしっかり確保しながら、この壮大なプロジェクトを実現することは、決して簡単なことではありませんが、NAAグループが更なる成長を遂げる大きなチャンスととらえ、スピード感をもって取り組んでまいります。皆様のご理解、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。